消費税について教えてください 後編

「一般会計の消費税が占める割合は!?」

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令和6年度の予算では、
歳入において、租税収入では消費税の割合が21.2%となり、
所得税、法人税を抜いてトップとなります。

前編でお伝えした通り、
消費税は、年金、介護、医療、子育てに関する社会保障として
使われ…、とありますが、
歳出の内訳をを見ると、社会保障だけでなく、
防衛関係、公共事業などにも使われています。

「お財布がひとつですからね」

要は、消費税として徴収されたお金は、
一般会計に組み込まれ、様々な用途に使われているということです。

「消費税を減税すると、社会保障費の割合が少なくなる」

そのようなことは一切ありません。
理由は簡単です。
一般会計の他に、特別会計というものが存在するからです。

特別会計とは、
財務省などの所轄省庁が握っている会計で、
一般会計から切り離して独立して行われる経費だということが
ポイントです。
国会において、予算案などで
歳入と歳出の帳尻を合わせるのが一般会計のみで、
特別会計は、所轄省庁が財布の紐を握っているのです。
「予算単一の原則」で財布はひとつが望ましいのですが、
家庭や企業と違い、国家規模となるので、その使い道など透明性を求めるために、
より詳細な管理が必要となる、とあります。

「国民からの税金を国会で審議されることもなく、所轄省庁が決めている!?」

ちなみに令和6年度の特別会計の総歳出は、
一般会計の約4倍、436兆円にもなります。

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誰が考えてもわかります。
特別会計から回せば良いだけです。

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