無国籍通貨

数千年にわたって人類に、
「価値のあるもの」として認められ続けてきたものといえば…。
「金(GOLD)です」
週刊エコノミスト Online


歴史に学ぶ世界経済:無国籍通貨に転換したゴールド 過去四半世紀で価値10倍超 小菅努 | 週刊エコノミス...
金利を生まない資産であるゴールド。25年ほど前まで「金は過去の遺物になった」という見方が目立ったが、評価が大きく変わっている。 >>特集「歴史に学ぶ世界経済」は...
今月、金の店頭小売価格が、1gあたり1万7千円を突破し、
過去最高値を更新しました。
「みなさんのお宅に、金の宝物が眠っていませんか」
金の買い取りは、アクセサリーにとどまらず、
金歯や片方だけのピアスやイヤリングも対象となります。
記念金貨も問題ありません。
2023年末の金価格は、1gあたり1万円だったことを考えると、
わずか1年数カ月で70%も上昇しています。
トランプ米大統領の関税対策などによる世界経済の後退懸念も
理由としてあげられますが、
2022年以降、ロシアによるウクライナ侵攻をきっかけに、
新興国の中央銀行が金を積極的に購入したという背景もあります。
「戦争が起これば、金価格は上昇する傾向がある」
金は単なる「モノ」ではなく、国境を持たない「無国籍通貨」
としての側面を持っている、と上記の記事にあります。
以前、本コラムでもお伝えしたことがありますが、
1971年のニクソン・ショックまでは、米ドルと金は交換が可能であり、
金は通貨としての役割も担っていました。
ただし、注意しなければならない点は、
通貨と違い、1日で100米ドル以上も下がるような相場も考えられます。
値動きが荒くなっているので、このタイミングで金を購入するのは、
リスクもあります。
個人が資産を守るためには、金ETF(上場投資信託)や純金積立といった、
毎月1万円を積み立てる選択肢も考えられます。
将来の資産を得るために、リスク分散として検討の価値はありますね。
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