サッカー場の看板

「ゴール裏の看板の広告料はいくらするのでしょうか」

今回の話題です。
サッカー専用スタジアムだけでなく、陸上トラックを持つ競技場などで、
日本代表戦やJリーグの試合が開催された場合、
ピッチ正面や、ゴール裏などにスポンサーの看板が目立ちますね。
いったい広告料はいくらするのでしょうか。
Jクラブの収入源の3本柱は、今も昔も変わらず、
「スポンサー」「チケット」「グッズ」収入です。
オフィシャルメディアのコンテンツやスクール事業などの収入もありますが、
何といっても大きいのは「スポンサーからの収入」です。
四半世紀前、
緑のチームでのフロント業務時代、
営業担当させていただいたのが、サントリーさんとコナミさんでした。
サントリーさんは、大手広告代理店のD社が担当してくれたので、
おまかせ状態でしたが、
コナミさんは、代理店は介しているものの、私たちが担当する仕事も
多かったです。
コナミさんは、後に「Jリーグオフィシャルスポンサー」に
上り詰めるのですが、1999年~2000年はヴェルディのメインスポンサーとして、
チームを支えて頂きました。
看板はもちろん、ユニフォームの胸、背中、左腕にもスポンサー広告を
出して頂き、トレーニングシャツやゼッケンなど、多岐にわたって、
「KONAMI」ブランドがチームに浸透していました。
そのような時、ある事件が発生しました。
練習中の紅白ゲームの際、一方のチームがゼッケンを着用するのですが、
ある選手がゼッケンを裏返しに着用してしまったのです。
そのせいで、ゼッケンは通気性のあるメッシュ素材でしたが、
裏返しとなり、「KONAMI」が「MINAKO」になりました笑
それで終われば、注意だけで済みましたが、
翌日のスポーツ紙に、たまたま紅白戦の模様が取材され、
そのゼッケンの写真が新聞に掲載されてしまったのです泣
コナミさんの対応は、凄まじく、
K会長>担当役員>ヴェルディの社長にすぐさま連絡が入り、
「スポンサー撤退も辞さない」とのこと。
大慌てで、ヴェルディの社長が謝罪のため、
コナミ本社まで出向き、何とか収束したということがありました。
スポンサーサイドとしては、当然の行動だと思います。
年間数億円も出資しているのですから、
それ相応の対応をしなくてはなりません。
話を元に戻すと、
ゴール裏の看板の広告料は、
当時(2000年)の金額で、2,000万円でした。
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