🆕 バンカシュアランス

とても素敵なブースでした
「私も銀行に出向していました」

本日26日、日本経済新聞の一面に、
大手生保4社(日本生命、第一生命、明治安田、住友生命)が、
2001年よりスタートした銀行出向を原則廃止、
情報漏えいの温床「なれあい」排除という記事が、飛び込んできました。
そもそも保険会社の職員が、
なぜ、銀行に出向するのでしょうか!?
「銀行の優良顧客に、自社の保険商品を案内するためです。
銀行には手数料が入り、保険会社はその顧客を自社の顧客として、
迎え入ることができるからです」
何を隠そう私も銀行出向経験があります笑
私の場合、当時、所属していた保険代理店が、銀行の傘下に入り、
グループ企業の一つとして出向していたので、
今回のケースとは若干異なりますが、内容はほぼ一緒です。
2019年9月に、大阪府豊中市にある銀行の支店に出向を命じられました。
専用ブースやアシスタントまで与えられ、準備は万端でした。
開設当初は、銀行に来るお客様も戸惑いがありましたが、
銀行員と違い、保険代理店の出向社員として、フランクに接して頂きました。
スタートより業績も良く、行員のみなさんも窓口に来られたお客様を
私の専用ブースを紹介してくれました。
このことを「トスアップ」と呼び、行員の成績にもなるので、
みなさんも予算達成のために、必死に頑張ってくれました。
「福田さんのおかげもあり、西日本で成績トップになりました」
と嬉しい報告もありました。
しかしながら、順風満帆だったこのスキームも長くは続きませんでした。
原因は、「コロナ禍」で銀行に来られるお客様がバッタリ減ってしまい、
面談ができなくなったからです。
翌年の7月に出向が取りやめとなり、東京に戻ることになりました。
とても残念でした。
欧米では、銀行と保険を意味する単語を掛け合わせ、
「バンカシュアランス」と呼ぶそうです。

今回は、情報漏えいの問題で25年という期間で幕を閉じましたが、
顧客、銀行、保険会社と「三方良し」になる可能性は十分にあります。
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