🆕 80兆円投資

「日本がアメリカに、トランプ関税軽減の見返りとして出資!?」
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日本が80兆円投資 米と文書作成へ - Yahoo!ニュース
トランプ関税をめぐり日米で合意した80兆円の投資について、アメリカが文書化するよう求め、日本政府もこれに応じる方針であることがJNNの取材で明らかになりました。
日米関税交渉、5,500億ドル(約80兆円)規模の対米投資について、
みなさんは正確に理解していますか。
私は当初、
「関税を軽減してもらうために、経済担当の大臣がアメリカへ何度も足を運び、
無理な約束を強いられてきたのだな」
と思っていました。
今回の出資は、国が捻出するのでしょうか。
その財源は、私たちの税金なのでしょうか。
投資ということは何らかのリターンがあるのでしょうか。
このあたりについてご説明させていただきます。
まずは、出資についてですが、
今回は、日本の民間企業が大半を担うこととなります。
政府系の金融機関である、
JBIC(国際協力銀行)とNEXI(日本貿易保険)は、全体の1〜2%程度で、
残りの98〜99%は民間企業が出資します。
「日本政府がアメリカに資金を贈与するわけではありません」
次に出資先ですが、
半導体、医薬品、鉄鋼、造船、重要鉱物、航空、エネルギー、自動車、AI・量子等の経済安全保障上重要な分野となります。
利益の配分は、
「アメリカ側が9割、日本が1割」と、トランプ大統領は述べていますが、
この発言は「アメリカ・ファースト」を明言している大統領らしく、
投資の世界から考えると、ある程度の利益が出た場合、
日本側が出資した資金と配当を合わせると、それほど悪い話ではないでしょう。
まとめると、
「日本政府は、民間企業にお金を出させて、アメリカの企業に投資し、
そのリターンを政府と企業で共有する、
投資に失敗した場合は政府系の金融機関が保険的な役割を担う」
といったところでしょうか。
これではいつまで経っても、わたしたちの生活は楽になりませんね。
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