🆕 65歳以上の貯蓄


「ゆとりある老後を過ごすには!?」
老後の定義は、いつからなのでしょうか。
定年を迎えてから、
仕事をリタイアしてから、
年金を受け取るようになってから、
人それぞれに個人差があり、いろいろな考え方があると思います。
生物学的に興味深いレポートがありましたので、ご紹介します。

最初にお断りしておきますが、
今からお話することは、決して女性蔑視ではありません。
ヒトと同じ、大型霊長類のゴリラやチンパンジーは、
「子供が産めなくなったらすぐに寿命を迎えて死んでしまうそうです」
つまり老後がないのです。
この場合、メスに限ったことですが、オスも35~40年くらいが寿命なので、
老後と呼べる期間はないでしょうね。
話を元に戻します。
「人生100年時代」と言われているように、
ヒトには老後があり、その期間は年々延びています。
今回のテーマである、
「65歳以上の貯蓄」という観点から、
貯蓄額が4,000万円以上、500万円未満という世帯が
全体の何%を占め、貯蓄額の分布などをレポートしています。
このデータから、
将来、老後にいくら必要で、いくらあれば安心であるということ、
貯蓄以外の収入源として公的年金が現状ではいくらもらえているか、など
老後の必要保障額との差額を論じているが、
そもそも人は、何歳まで生きるのでしょうか。
老後と呼べる期間は何年あるのでしょうか。
ゴリラやチンパンジーなどの大型霊長類とは違い、
男女とも子供を産み、育てることを終えてからが長いのです。
日本人の平均寿命は、
令和5年の調査では、男性81歳、女性87歳となっています。
一般的な老後を65歳と考えた場合、
老後期間は男性16年、女性22年近くあります。
65歳時の貯蓄額、公的年金の支給額を年平均で計算した場合、
4,000万円の貯蓄がある世帯では、平均寿命までに、
貯蓄を使い切るためには、年に200万円以上を使え、
さらに公的年金も入ってきます。
十分なのかそうでないか。
備える準備としては、貯蓄や資産形成だけで良いのでしょうか。
「健康維持」というワードも入れていきたいですね。
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