戦争と企業

戦争と企業
「戦争でぼろ儲けした企業」
・ネスレ(スイス)
・ボーイング(アメリカ)
・ロールスロイス(イギリス)
・三菱重工(日本)
前回に続いて、戦争についての話をさせて頂きます。
80年前に終戦を迎えた、第二次世界大戦では、
ヨーロッパ全土、東南アジア、そして日本などが戦場となり、
兵士だけでなく、多くの民間人が犠牲となりました。
それを攻守にわたって支えていたのは、
「軍需産業」と呼ばれる企業です。
武器や弾薬はもちろん、航空機や戦艦に至るまで、
様々な殺戮兵器を生産していました。
ご紹介させて頂く、4つの企業以外にも
戦争に関わり、今でも成長を続けている企業はたくさんあると思いますが、
ここでは「ネスレ」について、お話させてください。
この会社が戦争にどのように関わってきたのか。
「ネスレと聞いて思い浮かべる商品は!?」
コーヒーのネスカフェ、ロングセラーのキットカットなど、
コーヒーやお菓子だけでなく、乳製品、離乳食、アイスクリームも
世界各国に普及しています。
戦争では、敵味方関係なく、兵士も民間人もお腹が空きます笑
ネスレは、スイス「永世中立国」の企業ですから、
すべての国々への供給が可能となります。
また、開発途上国に資金を投じ、工場を建設し、
「戦う食品会社」として、戦争に関わってきました。
実際、戦争状態に陥ると、物資不足が顕著となり、
武器だけでなく、食料や水などの「補給路」が絶たれてしまうと、
形勢が逆転することがあります。
ネスレは、2022年のロシアのウクライナ侵攻の際もロシアに
「経済制裁」を行わなかったことでも有名です。
「腹が減っては戦はできぬ」
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