世界時価総額ランキング 1989年>>>2025年 前編

世界時価総額ランキング 1989年>>>2025年 前編
平家物語の冒頭文です。
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり、沙羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし、
たけき者もついにはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ」
学生時代、古文は苦手でしたが、この文だけは暗記しています笑
「この世のすべてのものは常に変化、生滅し、永久不変なものはない」と
といったところでしょうか。

世界時価総額トップ50ランキング(1989年>>>2025年)の移り変わりです。
1989年、和暦で言うと平成元年、バブル期の真っ只中で、
その年の12月には、日経平均株価も3万8,915円を記録し、
2024年の4万2,224円と更新されるまで長きに渡って最高値を打ち出していました。
時価総額ランクもトップ50のうち、
金融、不動産、総合商社、製造業などを中心に、
日本の企業が32社もランクインしていました。
(盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし)
時は巡り、36年後の今年、
2025年、令和7年の時価総額を見てみると、
ランクインしたのは、トヨタ自動車(49位)の一社のみと
なってしまいました。
(たけき者もついにはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ)
変わって登場したのは、
言わずとしれたアメリカのグローバル企業です。
本コラムでも度々、ご紹介しました、
GAFAMの頭文字で有名な、
Google(Alphabetが親会社)5位
Amazon 4位
Facebook(MetaPlatforms)7位
Apple 1位
Microsoft 3位
と半導体企業、
NVIDIA 2位
となります。
6位はサウジアラビアの国営企業、
8位のバークシャー・ハサウェイは投資会社、
9位のTSMCは台湾の半導体企業、
10位のTeslaは、
イーロン・マスク率いる自動車メーカーです。
みなさんは、
この移り変わりの原因をどのように分析しますか。
今、このブログを書いている私は、
グーグルクロームを使用し、マイクロソフトのワード機能を使い、
アップルウォッチで時間を気にしながら、
フェイスブックからの情報を得ています。
家に帰ったら、アマゾンプライムで映画を見る予定にしています。
テスラは高額で買えませんが、
それ以外は、このグローバル企業の恩恵を受けて、
生活をしています。
後編では、
移り変わりの分析をしたいと思います。
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