為替介入とは!?

「一時1米ドル151円台」

先月27日、本コラム、「円安続くよ、どこまでも」お伝えした通り、1米ドル160円台に達する勢い、今後の動向は!?わずか、1週間で円高ドル安が10円近くとなりました。一体どうしてこのような事になったのでしょうか。わかりやすくご案内していきますね。

そもそも、為替とは、

為替 – Wikipedia

為替手形や小切手、郵便為替、振込など、現金以外の方法によって、
貨幣を決済する方法の総称であるとあります。
例えとして、ボードゲームの「人生ゲーム」のピンク紙の「約束手形」を
イメージしてください。

為替介入は、「外国為替市場介入」と呼ばれ、読んで字のごとく、
為替相場に影響を与えるため、外国為替市場で通貨間の売買を行なうこと、
正式名称は、「外国為替平衡操作」といいます。
今回の場合は、
急激な円安ドル高にともない、安定化を図るために、
円買いドル売りが行われたということになります。

では、
誰が為替介入の実施を決定し、誰が為替介入を行なうのでしょうか!?
結論からお話すると、
わが国では、
為替介入は、財務大臣の権限において実行され、
日本銀行が、財務大臣の代理人として、その指示に基づいて、
為替介入の実務を遂行します。
「財務大臣が決定し、日本銀行が遂行します」

ここでもうひとつ、疑問がでてきませんか!?
そうです、円やドルを売買するには資金が必要ですよね。
その資金はどうやって捻出するのでしょうか。
その資金は「外国為替資金特別会計」、
要するに国の特別会計から準備されます。
特別会計とは、
一般会計からの繰り入れやガソリン税などの目的税、
国債発行などによる借り入れが財源となります。

為替介入は財務大臣が決定し、その遂行は日本銀行が行い、
財源は税金や国債からの借り入れとなります。
私たちの意思はここでも全く反映されません。

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