タンス預金

「福沢諭吉さんから渋沢栄一さんへ」

以前のコラムでもお伝えしましたが、
来月3日にお札のデザインがリニューアルされ、
「新札」となります。
1万円札は渋沢栄一、5千円札は津田梅子、1千円札は北里柴三郎の
肖像画がデザインされます。

20年ぶりのモデルチェンジとなりますが、
そもそもなぜこのタイミングでお札が変わるのでしょうか。

・お札が古くなってきた
・偽札の防止
・発券済のお札番号がいっぱいになった

お札が古くなったことは事実ですが、
毎年新しいお札を刷っていますからね。
20年前のお札ばかりが出回っているわけではありません。
偽札は、日本では出回ることが難しいです。
理由は、お札には高度な技術を用いているからです。
発券ナンバーがいっぱいになることはないでしょう。

とすれば、それ以外に考えられることは、
「タンス預金」を世に出すことが考えられますね。

以前、銀行に出向している時に行員さんから聞いたことがあります。
「国内の銀行、ゆうちょなどの預貯金の総額は1,000兆円、
タンス預金は同額、もしくはそれ以上あるのではないか」

古いお札には基本的に使用期限はありません。
ただし、自動販売機など機械を仲介するものの中には、
「新旧札は使えません」などの制限がある場合もあります。
福沢諭吉さんの前の一万円札「聖徳太子」を持っている方は、
ほとんどいませんし、流通もしていません。
一部のコレクターの間のみで交換されているのではないでしょうか。

まとめると、いずれ現在使われているお札も旧札となり、
新札に取って代わることでしょう。
タンス預金も必要かと思いますが、
なるべく少額に抑え、世に流通させていくことが、
経済の成長につながることかと思います。

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