お宝保険 個人年金編

「若い頃、個人年金保険に加入していませんでしたか」
老後資金の準備として、
1990年代前半に、個人年金保険に加入していませんでしたか。

一般的な個人年金保険とは、
60歳まで保険料(掛金)を支払い、60歳から年金として保険期間(10年)、
支払われるものです。
その際、貯蓄性が高くなるのは、予定利率となります。
現在の予定利率は、保険種類によっても異なりますが、1%前後です。
90年代前半の「お宝保険」は4.75〜5.5%の予定利率で推移していました。
ここでシュミレーションしてみましょう。
1995年当時、30歳だった保険契約者が、60歳満期で、
月の保険料が1万5千円の個人年金保険に加入したとします。
トータルで支払保険料は、
1万5千円X12ヶ月X30年となり、540万円です。
当時の予定利率にもよりますが、
60歳から受け取ることができる年金は、
100万円/年X10年とすると、トータルで1,000万円となります。
プラス460万円です。
この30年、経済停滞期を迎えている我が国にとっては、
この保険は「お宝保険」とよぶのにふさわしい商品となります。
もちろん、インフレに強い変額個人年金保険や
iDeCoやNISAも老後の資産形成には適しているかもしれません。
しかしながら、
「お宝保険」は固定利率ということに注目してみてください。
契約当時の利率のまま、運用していることになります。
約款を見てみると、
基本的には、増額も可能となります。保険料(掛金)を増やせば、
受け取る年金も当時の予定利率が適用されます。
またもうひとつのメリットとして、
生命保険料控除(個人年金保険料)があります。
「お宝保険」は2011年12月31日までの旧制度が適用されますので、
最大で所得税5万円(4万円)、住民税3万5千円(2万8千円)
が控除されます。(新制度)
ご自宅のタンスの中に「お宝保険」が眠っていませんか。
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